看護実習生にエールを!
日曜日, 9月 6th, 2015看護師になるには看護養成課程のある4年制の大学か看護専門学校に進学して国家試験に合格する必要がありますが、学生生活はとても忙しくなります。毎日の授業、課題に加え学年が上がるにつれ実習も入るので、忙しさはさらに増します。この実習というのがとても厄介で大変なものなのです。
まず前提として、大学では専門学校より実習の期間は短い。大学は看護師としてというよりは研究者や教育者を養成する機関だというのが理由のようです。これによって同じ看護師免許を取得するにも違いが出てきます。この実習は1,2年生のときは基礎実習という、期間が短いものから始まります。最初は1日、3日、5日となり現場の看護師を見るだけの日から患者を受け持ち、最後4週間の実習ではアセスメントや看護計画も立てるようになります。これが終わり3年生になると約10ヶ月間の臨床実習が始まります。病院にある診療科を、1科につき1ヶ月間実習します。この実習がとても大変で、もう二度とやりたくないと学生たちがよく言うものです。慣れない現場で看護師さんたちにどやされながら動いて疲れた体で大量のレポートを書かなければならなかったり、実習で分からないことがあれば自分で勉強をしなくてはならないので体力的にも大変です。また、看護師がとても厳しいという話もよく聞きます。意地悪な人もいるのでそれが精神的に辛いこともあるようです。この実習は5~6人のグループに分かれて行うので、そういった苦しいときにグループの仲間たちと支えあって最後まで乗り切ることが出来た、という話も聞きます。とても大変ですが、それでも仲間たちと頑張ってきた日々は大切な思い出となると思います。