高齢者の看護により学ぶこと

高齢者を看護するという経験をしたことが無い看護師が、転職や異動のため高齢者を看護することになることもあります。そうしてみて初めて高齢者の看護が大変ということに気がつくこともあるでしょう。でも元々高齢者の看護の方が、子供の患者の看護よりも向いているという看護師もいます。子供の看護の方が大変だと感じる看護師もいるからです。高齢者の患者によっては、穏やかであまり迷惑をかけないようにと配慮をしてくれるような患者も結構いるのです。高齢者と聞くと看護しにくいというように思う人は多いかもしれませんが、そうでもないですよ。患者の性格や性質というものを理解して把握した上で看護をするという点では、高齢者であってもそうではなくても同じこと。
高齢者の方が手がかかるというようなこともありますが、感じかただけの話です。自分一人で出来るだけのことを精一杯するという高齢者の患者も少なくありません。そして感謝の気持ちをいつも持っているような人もいるのです。
ただ、高齢者になってくると一人で出来ないことが増えてくる場合が多いです。そのため看護師としては、労力や神経を他の患者よりも使うということもあるかもしれません。今まで高齢者の看護をしたことが無かった看護師は、とても疲れてしまうということもあるかもしれません。
でも高齢者の看護により、看護師として人間として学ぶこともたくさんあるとも言えるでしょう。高齢者の知恵や知識などが看護師にとって役立つこともあるのです。

看護師の求人には、デイサービスや介護付有料老人ホームなど、高齢者を主軸にした事業所や施設がでています。地域医療には欠かせない分野です。実は、新人ナースが就職したいという人気の職場でもあります。しかし施設側は、ベテランナースを欲しがっている。理由は高齢者へのケアは熟練した技術を求められているからです。病院勤務から、ちょっと違う場所でもう一花咲かせたいという看護師は、施設でじっくり高齢者と向き合うのも素敵な選択だと思います。

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